大人のレッスンを続けるコツ

大人のピアノのレッスンを続けるコツ

今はお子様だけでなく、ピアノを趣味で習われる大人の方も多くいらっしゃいます。

大人になってから習いたい、と思われる方には、目的意識のはっきりした方が多いです。

初心者の場合は、
1.子どもの頃に習うことが出来なかったので、憧れのピアノをやってみたい
2.好きな曲を弾けるようになりたい
3.楽譜が読めるようになりたい
4.子ども(孫)が習い出して、自分もやってみたくなった

経験者の場合は、
1.子どもの頃に受験等でやめてしまったが、再開したい
2.好きな(憧れの)曲を弾けるようになりたい
3.もっと上手くなりたい!
4.リハビリとボケ防止の意味でも、脳トレを兼ねてやりたい

他にも習いたい理由は様々あるでしょうが、「自主的にやりたい」と思って習われるので、目的意識もはっきりしており、よく練習されます。

子どもと違って、お仕事やご家庭の事情等で、練習のペースは一定とはいかないので、毎週レッスンするというのは難しい方が多いですが、その分、1回のレッスン時間を長くとられたり、また多めに課題を出しておき、ローテーションで出来る範囲で見て来られたりしています。

大人のレッスンを長く続けるコツは、何といっても「マイペース」に尽きると思います。

大人になって日々の生活をこなしながらの練習は、よほどピアノに対する「情熱」がないと、なかなか続けられません。

大人になってから始めた初心者の方でも、お子様に負けないくらい上達される方や、子どもには出せない、何とも味のある音色を出される方もいらっしゃいます。

経験者の場合は、やはり子どもの頃に基礎をしっかり築かれた方ですと、ブランクを感じさせない程、さらに上達される方もおられ、いくつになっても人間は進化し続けられるのだなぁ、と感心させられます。

大人の方の場合、いろいろなお話を伺うことも、私にとってはレッスンの楽しみのひとつでもあります。

生徒さんのピアノに対する「情熱」を受け止めて、私自身も刺激を受け、とても励みになります。

大人の方も、「やりたい」と思ったその時が始め時ですから、年齢やピアノ経験の有無に関わらず、是非始めてみられることをお勧めします。