ピアノの置き場所

ピアノの置き場所について

ピアノの置き場所について、皆さんはどのような基準で決められるでしょうか?

スペースが限られていたり、防音の制約上、選択の余地が無い場合は仕方ありませんが、複数の選択肢がある場合、例えば、以下の3つくらいが一般的でしょうか?

1.子ども部屋
2.リビング
3.ピアノ専用の部屋

それぞれのメリット、デメリットを考えてみましょう。

1.子ども部屋
◆メリット:一人専用の部屋なら、他の生活音をあまり気にせず弾くことが出来る。
◆デメリット:部屋が2階だったり、リビングから離れていると、練習の為に冷暖房をつけるのが面倒だったり、一人で練習する(聴いてもらえない)のが寂しい。2人部屋等、共同の子ども部屋の場合、片方が勉強に集中したい時や、お友達が遊びに来た時など、気を遣わなくてはならない。
  
2.リビング
◆メリット:家族が集まり滞在時間が一番長いところなので、気軽に(すぐに)ピアノの前に座ることが出来る。家族にも聴いてもらえるので、一緒に歌ったり、コミュニケーションを取りながら弾けるので楽しい。

◆デメリット:家族がTVを見たり、来客中は練習出来なかったりするので、練習時間は家族の生活スタイルに合わせなければならない。他の生活音で集中出来ない場合もある。

3.ピアノ専用の部屋
◆メリット:他の生活音を気にせずピアノを集中して練習するには最適。
◆デメリット:1と同様に、部屋に行くまでがなかなか気が進まなかったりする。

ピアノ指導者の立場としては、楽器の為にもピアノ専用の部屋が望ましいですが、特に就学前の小さなお子様~小学生の間は、リビングが一番良いように思います。

その理由は、家庭環境によっても練習に大きな影響があるからです。

これまで、練習がなかなかはかどらない生徒さんに理由を聞いてみたところ、「本人が練習をしたくない」「音楽に興味が無い」以前に、1のデメリットが、練習に向かうハードルをかなり高くしてしまっているケースが複数ありました。

特に習い初めなど小さなお子様の場合、一人で練習することが難しい為、保護者の方が練習を聴いてあげたり、一緒に歌ってあげるなど、ご家庭でのサポートがあると、練習の習慣づけがしやすく、上達も速いです。

大人でも、何かしようと思った時に、すぐに取り掛かれる環境が整っていないと、億劫になってしまったり、つい後回しにしてしまいがちです。

ピアノの置き場所を迷われている方には、単にスペースや防音以外にも、実際に音を出す=演奏する場面を想像して、決められることをお勧めします。